税理士投資家がバイ&ホールドを積極推奨しない3大理由
買ったあとは何十年もその銘柄を持ち続ける「バイ・アンド・ホールド」という投資手法。NISAが恒久化されれば人気化しそうですが、税理士・公認会計士でもある筆者はお勧めしないと言います。その理由は?(写真:タカサン/PIXTA)
株式投資にはさまざまな投資手法があります。大きなくくりとしては、例えば銘柄選びをファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)とテクニカル(株価の動きを基に分析する方法)のいずれで行うか、というものがあります。 また、株の保有期間でもデイトレード(一日のうちに売買を完結させる方法)やスイングトレード(2~3日から数週間で売買を完結させる方法)といった短期投資もありますし、何年もの間じっくり保有し続ける長期投資もあります。 「バイ・アンド・ホールド」は、長期投資における代表的な投資手法です。簡単に言えば、買ったあとはそのまま何もせず何年、場合によっては何十年も持ち続けることで、大きな利益を狙いにいきます。 その根底には、短期間でタイミングを見計らって売買するのが難しいということ、そして買ったあとに株価が下がっても、時間が経てば上昇に転じてくれるため、成功の可能性が高い、という思考があると思います。
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足立 武志