ジャズ界の歌姫、美声響く ストリート2日目、赤羽ホールでコンサート 小中高生がプロに演奏法学ぶ
金沢ジャズストリート2024(同実行委員会主催、北國新聞社共催)は2日目の15日、北國新聞赤羽ホールで、米国ジャズ界の歌姫グレッチェン・パーラトさんと、「バンクシア トリオ」によるコンサートが行われ、来場者が一流の出演者の実力を肌で感じ取った。小中高生がプロに学ぶワークショップや屋外のステージもあり、躍動感あふれるリズムが響く市中心部の熱気を高めた。 【写真】小中高生を指導するパトリックさん(右から3人目)=金沢21世紀美術館 今年、米国グラミー賞の最優秀・ジャズ・ヴォーカル・アルバムにノミネートされたグレッチェンさんは、ピアノやドラムの演奏に合わせ、しっとりとした美声を響かせた。 ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の劇伴録音などに参加した「バンクシア トリオ」は、ベース・チェロの須川崇志さん、ピアノ林正樹さん、ドラム石若駿さんが軽快なリズムを刻んだ。 金沢21世紀美術館では「ジュニアわくわくワークショップ」が開かれ、グラミー賞ノミネートのサックス奏者パトリック・バートレイさんが、小中高生でつくる8団体に演奏のこつや心構えを教えた。 市内を拠点に活動するキッズ・ジャズ・バンド「BASIC」のリーダー、大沼美旺さん(13)は「ジャズは自信を持って、これが自分の音だという心持ちで演奏したらいいと分かった」と話した。 ●16日が最終日 最終日の16日、県文教会館で午前9時45分から、ワークショップの参加団体とパトリックさんが出演して「ジュニア・ジャズ・フェスティバル」が繰り広げられる。 金沢21世紀美術館で午前11時から「親子で楽しむ じゃずforキッズ・コンサート」、赤羽ホールで午後3時半からプロのスペシャルコンサート、いしかわ四高記念公園で午後7時からフィナーレイベントが予定される。