松井市長 G20無事終了に「大阪・関西の知名度や都市格が向上した」
松井市長 G20無事終了に「大阪・関西の知名度や都市格が向上した」
大阪市の松井一郎市長は4日午後、大阪市役所で定例記者会見を行い、6月28、29両日に行われた「G20大阪サミット」について「開催都市として最高のおもてなしで、各国のみなさまをお迎えすることができ、首脳などからもあたたかい言葉をいただきました」と述べた。 【中継録画】大阪市・松井市長が午後2時から定例会見(2019年7月4日)
大阪・関西の魅力を世界へ発信することができた
松井市長は会見の冒頭で、G20大阪サミット終了について「みなさまには交通規制により多大なご不便をおかけしましたが、様々なご協力をいただいたおかげで大きな混乱もなく開催することができ、心よりお礼を申し上げます」と市民へのお礼を述べた。
また、会場には世界各国から約6千人もの報道陣が訪れたと言われており、サミット開催を通じ、大阪・関西の食文化や技術力などの魅力を世界へ発信することができたと話していた。 今回の開催を一過性のものにしないため、2025年の大阪・関西万博などにつなげ「大阪経済のさらなる発展、国際都市大阪の成長をはかっていきたい」と述べた。
Osaka Metroの配当81億円「初年度の業績が堅調」
このほか10月の消費税率引き上げに伴い、Osaka Metro(大阪メトロ)と大阪シティバスの運賃改定についてもふれた。改定日は10月1日の予定で、大阪メトロについては1区から3区が据え置き。4区と5区はそれぞれ10円引き上げられることなどを発表した。 この点について松井市長は「大阪メトログループが民間会社として、利用者の負担や他の私鉄などの運賃を考慮し、改定内容を工夫してくれた点については評価しております」と述べた。 また、民営化後、初めての配当が約81億円のあったことにもふれ「初年度の業績が堅調。今後も経営努力を積み重ね、大阪・関西の中心となる交通機関として、さらに成長発展を期待したい」と続けた。