「赤ちゃん殺す」と検索 口におしりふき容疑、父「泣き声うるさい」
生後2カ月の長男の口におしりふきを入れて殺害しようとしたとして、奈良県警は、同県橿原市大軽町の会社員東宗也容疑者(28)を殺人未遂の疑いで5日逮捕し、6日に送検した。長男は意識不明の重体。東容疑者は「おしりふきを口の中に入れたことは間違いないが、殺す気はなかった」と容疑を一部否認しているという。 捜査関係者によると、東容疑者の携帯電話には「赤ちゃん殺す」と検索した履歴があったという。「泣き声がうるさいので、おしりふきを折りたたんで口に詰めたら静かになった」とも供述。県警は詳しい経緯や動機を慎重に捜査する。 橿原署によると、逮捕容疑は4日午後11時前、自宅のベビーベッドにいた長男の口におしりふきを入れて殺そうとしたというもの。東容疑者は直後に「子どもが血を噴いている。呼吸がない」と119番通報したという。 東容疑者は長男と妻の3人暮らし。妻は仕事で不在だったという。市によると、長男が生まれた後に家庭訪問した際は、特に変わった様子はなかったという。(仙道洸、周毅愷)
朝日新聞社