【開幕特集】名古屋は守備陣再編がポイントに…攻撃面では2年連続二桁得点のFW山岸祐也に期待 | J1リーグ
2024シーズンの明治安田J1リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
昨季、2年目となった長谷川健太監督の下、堅い守備をベースとしながら攻撃面で新たな変化を加えようとした名古屋だったが、リーグ序盤戦こそ好調を維持したものの大黒柱だったマテウス・カストロの移籍もあって中盤戦から失速。攻撃の再構築を求められたこともあり、最終的に6位フィニッシュとなった。 今オフはキャスパー・ユンカーの完全移籍移行や山岸祐也の獲得など、攻撃面の補強に着手したが、藤井陽也ら主力DF3人が抜けた穴をどう埋めるかがポイントになる。近年、堅守を軸にチームを構築してきた中で、選手の大幅入れ替えを長谷川監督がうまくまとめられるかが鍵を握る。
注目選手紹介:森島 司
生年月日:1997年4月25日(26歳) 昨季成績:20試合2得点(広島)、12試合0得点(名古屋) 昨夏に電撃移籍で加わったゲームメーカーだ。 四日市中央工業高等学校からサンフレッチェ広島に加入して7年半、苦しい時期もありながら徐々に存在感を高めた森島は、2019年以降、チームの中心としてプレー。司令塔のような立ち位置で技術力の高いパスと巧みなドリブルで敵陣に侵入し、多くのゴールやアシストを記録した。 そして昨夏、大きな決意を持って名古屋へ移籍。シーズン中盤の加入とあってチームにフィットするまでに時間がかかり、確かな結果を残せなかったが、その能力はこれまでの結果が証明している。今季こそは開幕からピッチ上で存在感を発揮し、名古屋の勝利に貢献していきたい。
注目選手紹介:山岸 祐也
生年月日:1993年8月29日(30歳) 昨季成績:34試合10得点 2年連続二桁得点を記録したストライカーが名古屋に加入した。ザスパクサツ群馬、FC岐阜、モンテディオ山形などでプレーしてきた山岸が、本格的に覚醒したのはアビスパ福岡に加わってから。J2の舞台でこそコンスタントに得点を取ってきたが、J1での実績はゼロ。どれほどの結果を残すかが注目された中、初年度に5得点を奪うと、ここ2年は10得点を記録するまでに至った。 今オフはその活躍が認められて新天地に移籍。完全移籍へと移行したキャスパー・ユンカーとともに多くのゴールを奪うことを期待されている。チームにはラストパスに長けた選手たちが揃っており、さらなるゴール量産となるか注目だ。