世界初!紙おむつのゴミから洗剤の“セスキ”を作ることに成功「世界中でも研究が広まったら…」【アスヨク!】
愛媛県にある西条高等学校の実験室。ここで行われているのが“世界初”の研究だ。 西条高校科学(化学)部・石川美空さん: 廃棄物からセスキを作る研究をしています。 【画像】「病気を分析して、人の命を救う病理医」と夢を語った石川美空さん “油汚れに強い洗剤”として知られる「セスキ炭酸ソーダ」=通称セスキ。 その洗剤を、紙おむつのゴミから作ることに世界で初めて成功したのだ。 “セスキ”を作る研究のリーダーを務めるのは、西条高校科学(化学)部の石川美空(いしかわ・みく)さん。 西条高校科学(化学)部・石川美空さん: 化学式を解いていくうちに「洗剤が出来るんじゃない?」って、ひらめいたことから始まっています。 研究のきっかけは、地元・西条市の生活ゴミの量が多く、問題となっていたこと。化学式をヒントに、科学(化学)部の試行錯誤は3年つづき、ついにゴミを焼却した灰から、セスキが作れることを見つけた。 この西条高校の取り組みは世界40カ国が参加する大会で今年3月に銅メダルを獲得。 今後は、輸入に頼るセスキを“地産地消”したいと意気込んでいる。 西条高校科学(化学)部・石川美空さん: 私たちの活動を通して世界中でも、ゴミからセスキを作る研究が広まったらいいなと考えています。 次世代のサイエンスリーダーとしても注目の石川さん。彼女が抱く将来の夢とは…。 西条高校科学(化学)部・石川美空さん: 病気を分析して、人の命を救う病理医です。 注目の“リケジョ”として次世代を担う石川さんの研究はあすも続く。 (「イット!」6月25日放送より)
イット!