ハコスカとクレスタ、ガレージの真骨頂は夜の光に浮かぶ・・・
【70~80年代が詰まった夢のガレージ ハコスカGT-Rとクレスタ】 ガレージはオーナーの青春時代とも言える70~80年代アイテムで所狭しと装飾された。それも後から集めたものではなく、当時から所有していたものがほとんどというからすごい。 【画像22枚】オーナーが当時から集めているというコレクションの数々は圧巻。ハコスカのフロントフェンダーはオーバーフェンダーを新たに作ったため、純正のパーツはそのまま残してディスプレーとしている 大好きな革ジャン、スカジャンをはじめ、大ブームも巻き起こしたポケバイ、奥さまからプレゼントされたというラジコン。カウンターの奥には天井まである本棚があり、自動車雑誌はもちろん、「サーキットの狼」をはじめとする漫画、片岡義男の小説など同世代であればつい目を輝かせてしまうコレクションが並んでいる。 そして多くのガレージと同様、丸山さんのガレージにも数えきれないほどのミニカーが展示されている。特徴的なのは、その多くのミニカーが改造されていること。自分が所有したクルマのミニカーであれば同じような仕様に、それ以外のミニカーは自分好みにモディファイが施されているのだ。 そして、このガレージの本当の魅力は夜だ。淡く暖かな光だけで照らされた空間に、静かな音楽が流れている。そこから眺めるハコスカGT-Rは押し出しの強いフロントより、張り出したフェンダーがその強さを静かに物語るリアの方が、よりふさわしいのだ。 初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部