VTuberとして活躍する根本凪が語る初グラビアの記憶「『根本、ええカラダしとるやん!』って言われて嬉しくなりました(笑)」
ーー翌年には『ヤングジャンプ』(2016年24号/5月12日発売)の賞レース「サキドルエースSURVIVAL SEASON5」に、そして『週刊プレイボーイ』(2016年22号/5月16日発売)のグラビアにと雑誌に続々登場するようになります。順番にいきましょう。ヤンジャンはどうでした? 根本 この時は緊張しましたね~。参加させていただいたのは光栄でしたけど、いろいろなアイドルグループの人気メンバーの方々と(グラビア登場権をかけて)争うわけで......。私、これまで誰かと争うことってしたことなかったんです。スタジオ着いた瞬間、雰囲気に負けて「帰りたいな」って思っちゃいましたよ(笑)。 ーー週プレのグラビアは「恋するプラスチックドール」のタイトルで、幻想的な雰囲気の内容でしたね。 根本 これは茨城まで行ったんです。でも確か雨が降って外に出ることなく、結局、スタジオの中だけで撮影したという(笑)。懐かしいな~。 ーー撮影で印象に残っていることは? 根本 すごく世界観が構築されたグラビアだったんですよ。なのでヘアメイクもどこかドールというか、アニメのキャラっぽくて。撮影しながらずっとワクワクしていました。あとネイルも塗ってもらったんです。グラビアでネイルを塗ることってまずないので、そこまでしっかり作り込んでもらえるのが嬉しかったです。 ーー好きなカットは? 根本 レオタードもいいし、ビビッドな赤のビキニも可愛いし、白もいい! 全部ですね、全部! この週プレさんのグラビアは反応がすごくよくて! SNSにオフショットあげた時も、ファンはもちろん知らない方々からのコメントやいいねがすごく多かったです。 ーーグラビアを通じ、ファン層が広がっていったと。サキドルエースなんて特にそうですけど、根本さん自身、グラビアでグループを代表している自覚はあったんですか? 根本 すごくありました。自分が成果を出すこと=グループの知名度をあげる。それがソロ仕事の使命だと思っていましたから。 ーー急激にそれだけ脚光を浴びるのって逆に怖くなかったですか? 根本 そこまではなかったです。この頃から素の自分と水着になったり歌を歌ったりの自分が別のレイヤーになってきたんです。だから、根本凪ってキャラを演じているみたいなところもあって。虹コンに入るまでは、生きることで精一杯だったんですけど、だんだん変わってきました。グループのメンバーでいることに充実もしていましたし、自分のためだけでなく、みんなのために頑張ろうって。そんな風に思えてきたんです。 ●根本 凪(ねもと・なぎ) 3月15日生まれ 茨城県出身 身長150㎝ 血液型=B型 ◯2022年、アイドルグループ「虹のコンキスタドール」「でんぱ組.inc」を卒業後、VTuberとして活動開始。2023年2月にはステージ復帰を果たし、リアル&バーチャル両面で歌手として活動中。公式X【@nemoto_nagi】 公式Instagram【@nemonagi】 公式YouTube【@nemotonagi】 取材・文/大野智己 撮影/荻原大志