東京科学大で1月に心臓移植施設 26年稼働、待機状況改善目指す
東京科学大病院は19日、来年1月に心臓移植を実施する「移植医療部」を新設すると発表した。来年夏にも移植施設の登録の認定に向けた審査を申請し、国内に800人以上いるとされる心臓移植希望者の待機状況改善を目指す。 同病院によると、2025年6月ごろに日本循環器学会に申請予定。順調に審査が進めば、26年4月から移植手術が可能になる見通し。心臓以外の臓器移植の実施は今後需要を踏まえ検討する。 移植医療部は12人前後の体制。手術前後に患者が地元の病院に通えるよう、関東地方の基幹病院との連携を強化し、患者の社会復帰支援にも注力したいとしている。 心臓移植実施数は年100件前後。