GACKT、ライブで観客が不適切発言 その声色に「正常ではない」セキュリティにも言及
ミュージシャンのGACKTが20日、Xを更新。17日に行われたライブで「ライブの進行を妨害する行為が見受けられた」と公式HPで説明したことに触れた。 GACKTの公式HPでは17日の大阪オリックス劇場公演で「ライブの進行を妨げ、且つ不適切な発言をされるお客さまがいらっしゃいました」と説明し、他の観客に謝罪。今後、再発防止について「進行を妨げる迷惑行為、発言がみられるお客様にはお声がけさせていただき、改善が見られないと判断した場合、返金なしの即時退場、今後のGACKTのライブ・イベントへの一切の立ち入りを禁止、警察へ通報をいたします」などと説明している。 GACKTはXでもこの騒動に言及。GACKTが添付した記事によると、観客の一人がGACKTに対して不適切発言を繰り返すも、GACKTは怒ることもなく冷静に対話していたようだが「今回のボクの対応はなにも『性格が丸くなったから』じゃないんだよ」と説明。「30年もライブをやってれば、見に来たファンの精神状態が察知・判断できるようになる。今回もその子の声色を聞いた時に、『正常ではない、むしろ何かをやらかす可能性が高い』と判断した」ともつづった。 万が一その客が刃物などを持っていれば大惨事となる可能性もあり、ケガ人などがでれば「エンターテインメント業界への大きな悪影響になる」と考え「だからこそ、スタッフが対応するまでの時間、その子を落ち着かせることを最優先し、場の雰囲気を壊さないように笑いに変えたりとやっていた」という。 その不適切発言の女性は「他のライブでも大きな問題を起こし警察沙汰になっていた」ともいい、日本のライブのセキュリティについて「大きな事故が起きないとタカを括ったライブ運営は制作者の危機感の無さ、怠慢からくる驕りにしか過ぎないと思う」と警鐘。「みんなが安心して楽しめる様にエンターテインメントに関わる人たちは最悪の事態を常に想定し、瞬時に対応できるマニュアルを共有すべき」との考えをつづっていた。