松本の護国神社に「大絵馬」 松本第一高校の生徒18人、輝く白蛇を描く
松本・美須々の長野県護国神社(松本市美須々)に現在、干支(えと)の「巳(み)」にちなんだ蛇の大絵馬が飾られている。(松本経済新聞) 【写真】除幕式の様子 絵馬の大きさは縦2.3メートル、横3.7メートル。松本第一高校学術探求コース美術工芸系統の2年生18人が制作した。中央の大きな白蛇は、六角形のうろこ模様や成長が早く生命力の象徴とされる麻の葉柄を描き込んだ。背景は四君子の蘭(らん)、竹、菊、梅を、春夏秋冬をイメージして配置した。 同校が大絵馬を手がけるのは昨年に続いて2回目。2学期から週2回、探究の授業で制作を進め、先月末に完成させた。デザインの原案を考えた松原心絆さんは「蛇が季節を巡っていくような感じを表現し、紅白でお正月らしく仕上げた」と振り返る。白蛇のうろこ模様は、正六角形ではなくあえて少し崩して立体感を出すなど、細部にも工夫を施す。佐々木結椛さんは「角度によって、蛇がキラキラして見えるので、ゆっくり眺めてほしい」と話す。 12月22日には除幕式が行われ、絵馬が披露された。夏目陽介教諭は「生徒たちが試行錯誤しながら完成させた。多くの方に見てもらえれば」と呼びかける。
みんなの経済新聞ネットワーク