一昨年覇者ゲンパチルシファーがファイト!佐々木師「8歳だけどやる気ある」/プロキオンS
<プロキオンS:追い切り> 7日日曜に小倉で行われるプロキオンS(G3、ダート1700メートル)に向けて4日、栗東トレセンで木曜追い切りが行われ、一昨年の覇者ゲンパチルシファー(牡8、佐々木)が衰えのない走りを見せた。 真夏の気配が漂い始めた午前8時前の坂路。僚馬ブロッケンボウ(3歳1勝クラス)を3馬身追走した大ベテラン・ルシファーは、最終的に首差遅れたとはいえ、ラスト100メートルで前に出るファイトを見せた。 佐々木師は「8歳だけどまだやる気はある。ここまで超理想的にきた。最近では一番の状態」と満足していた。 プロキオンSは本来、中京が舞台だが、競馬場の改修工事などの影響で近年は開催場が変わることが多かった。ルシファーが制した一昨年の舞台は、今回と同じ小倉ダート1700メートル。「先行馬を行かせた後の1コーナーの入り方が最高だった。今年も行きそうな馬は多いし、その後ろにつけられたら」(同師)。思い出の夏コクで実績馬が意地を見せるか。