井上尚弥VSネリの勝者にWBCがダイヤモンドベルト授与へ
◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井上尚弥―WBC同級1位ルイス・ネリ(5月6日、東京ドーム) 世界ボクシング評議会(WBC)は10日(日本時間11日)、公式ホームページで、世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)―WBC同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)の勝者にダイヤモンドベルトを贈呈すると発表した。2009年に創設されたもので、「エリートボクサー同士の歴史的な戦いに勝った選手に敬意を表すこと」を目的としている。 過去には主要4団体を初めて統一したバーナード・ホプキンス(米国)、元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)、元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)らが授与されている。通常の世界王座のベルトをベースに、18カラットの金プレート、598個のダイヤモンド、196個のエメラルド、6個のルビー、150個のスワロフスキー・クリスタル・ガラスなどの宝石が埋め込まれている。 先月下旬、WBCのマウリシオ・スライマン会長が23年度の年間最優秀選手である井上に認定証を贈るために大橋ジムを訪問。史上最速で2階級4団体統一を果たした「モンスター」とWBCのバンタム級(53・5キロ以下)とスーパーバンタム級の元王者である「悪童」の一戦の重要度も認証している。そのため、WBCでは最高の選手のみに与えられるダイヤモンドベルト贈呈を決めた。 戦績は31歳の井上が26戦全勝(23KO)、29歳のネリが35勝(27KO)1敗。 試合はPrime Videoで配信される。
報知新聞社