深みのある仕事は「集中」から生まれる。雑念をなくす2つのアプローチ
深みのある仕事をするためには、1つの仕事に集中する必要があり、集中するためには気が散ることを避けなければなりません。 スウェーデンの経済学者スネー・カールソンにちなんで名づけられた「カールソンの法則」は、中断された仕事は中断されていない仕事よりも常に効率が悪く、時間がかかると断定しました。 しかし、だからといって気が散らないゾーンをつくるのは簡単ではありません。
集中したいとき、注意散漫をなくすには?
何かに取りかかる前に、物理的にだけでなく、精神的にも気が散らないようにしましょう。その方法をいくつかご紹介します。 注意散漫をなくす4つのコツ ドアのある場所で仕事をし、ドアを閉めておく。 耳栓やノイズキャンセリングヘッドフォンで雑音を最小限に抑える。 気が散るのをかき消すためにホワイトノイズマシンをかける。 ソーシャルメディアやそのほかの気が散るプラットフォームにアクセスできないようにする。アプリ、拡張機能、ソフトウェアを使う。 気が散らずに仕事ができそうもない場合。たとえば、子どもが学校から帰ってきて大声で騒いだり、休憩室に無料のベーグルが置いてあって、同僚たちがベーグルを取りにあなたの横をしきりに往来する場合は、気が散ったまま仕事をしないこと。 カールソンの法則とは、気が散っているときにする仕事は、集中しているときにする仕事よりも質が落ちるというもの。 集中しているときは時間もかからないので、ある時間に仕事をすることが不可能であれば、そこはスキップしても、集中できる時間があれば埋め合わせができます。
マルチタスクは禁物。時間を戦略的に配分せよ
外部からの雑念を遮断するだけでなく、個人的な雑念も抑えなければなりません。 つまり、マルチタスクは禁物ということ。すべてのタスクは1つのミッションであるべきです。 メールに返信しながらプロジェクトに取り組むのはやめましょう。会議中に夕食の献立を立てることも止めてください。2つのことをやっていると気が散り、どちらも1つずつ行なったときほど効率良くできません。 この原則を守るためには、いくつかのルールとガイドラインが必要です。まず、自分の責任を重要度順に整理します。 毎朝1-3-5方式でToDoリストをつくり、大きな仕事を1つ、中規模の仕事を3つ、小さな仕事を5つこなす計画を立てましょう。アイゼンハワーマトリックスを使って、緊急度と適時性で9つのタスクを整理するのです。 タスクとその順番が決まったら、カレンダーに時間を書き込みます。小さな仕事でも、カレンダーに「時間枠」を決めるのです。 カレンダーを見れば、各項目が区切られていて、そのためにどれだけの時間があるかが一目瞭然です。 こうすることで、小さな仕事同士がぶつかることがなくなり、マルチタスクに陥ることもなくなるでしょう。 オフィスの共有カレンダーや、周囲の人から見えるカレンダーでこの作業を行なえば、あなたがいつ忙しくしているかが一目瞭然で、気が散ることもありません。 Source: Amazon(1, 2, 3)
ライフハッカー・ジャパン編集部