「ブリヂストン イノベーション ギャラリー」刷新 モータースポーツにかける情熱やサステナブルな進化を体感できる施設に
ブリヂストンは11月5日、東京都小平市にある「ブリヂストン イノベーション ギャラリー(Bridgestone Innovation Gallery:BIG)」をリニューアルオープンした。 【画像】ブリヂストンブランドで1997年から参戦したモータースポーツの最高峰となるF1への挑戦を支えたテストマシン。ブリヂストンのグローバルモータースポーツへの挑戦のシンボル 今回はBIGのエントランスを大幅にリニューアルし、ブリヂストンブランドおよびファイアストンブランドとして、米国をはじめ世界を舞台に「極限への挑戦」を続けるブリヂストンの情熱を支えたシンボルであるマシンを展示。グローバルモータースポーツを支える「極限への挑戦」、その迫力を体感できるようになった。 また、新設された「Motorsport Gallery(モータースポーツギャラリー)」では、ブリヂストンモータースポーツ活動60年の歩みを時系列に紹介。その向かい側には2008年にブリヂストンのF1への参戦200戦目を記念して特別に製作したタイヤなど、ブリヂストンモータースポーツの歴史を築いてきたタイヤの現物が展示される。 その先のエリアでは、ブリヂストンのモータースポーツ活動60周年を迎えた2023年を「進化(TURN)」ととらえ、次のステージへ向けた「サステナブルなプレミアムブランド」へ進化を図るブリヂストンの取り組みを紹介している。 具体的な事例としては、再生可能資源の拡充・資源の多様化を図るグアユール由来の天然ゴムを使用したINDYCARのタイヤ、「EV時代の新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」技術を搭載したBridgestone World Solar Challenge(BWSC)のタイヤを展示する。 さらに、2026年~2027年シーズンから単独タイヤサプライヤーとして参画するABB FIAフォーミュラE選手権を視野に、サステナブルなグローバルモータースポーツを表現したコンセプトタイヤモデルも展示しているほか、最新のソーラーカーの模型、一部モータースポーツ活動で使用しているグアユールの実物大模型なども見られる。 そのほかにも、ENLITENと、モノづくり基盤技術「BCMA(Bridgestone Commonality Modularity Architecture)」の融合による価値創造の取り組みも紹介しつつ、タッチモニターを活用して、ENLITENの基本的な概念と、それによって目指す「究極のカスタマイズ」を紹介。 あわせて、それらを支えるBCMAについても、タイヤを構成するモジュール(部材)のモックアップを設置し、モジュールを実際に組み合わせてみることで、ENLITENによる「究極のカスタマイズ」を支えるブリヂストンのモノづくり基盤技術、それを基盤としたモノづくり変革を体感できるとしている。
Car Watch,編集部:塩谷公邦