アドリブだらけだった!? 映画『ホーム・アローン』シリーズにまつわる12の雑学
クリスマスが近づくと映画『ホーム・アローン』シリーズを見たくなるという人も多いはず。 【写真】一度は観ておくべき、名作クリスマス映画BEST 35 今回は、1990年の公開から30年以上が経った今でも世界中の人々から愛されている『ホーム・アローン』と『ホーム・アローン2』にまつわる12のトリビアをご紹介。意外な事実に驚くこと間違いなし!
『ホーム・アローン』にまつわる12のトリビア
1. 泥棒のハリーを演じたジョー・ペシは、撮影現場で主役のマコーレー・カルキンをわざと避けた 当時のマコーレーを「優しい心を持っているうえにプロフェッショナルだった」と称えた一方で、泥棒という役柄を演じるうえで、マコーレーに自分が本当に意地悪な人だと思わせたかったというジョー・ペシ。そのため、意図的に避けるようにしていたんだそう。 このことについて聞かれたジョーは、「彼(マコーレー)は多くの人にちやほやされているけれど、私はそんなことはしない。でも意外と彼は、そんな私の態度を気に入ったみたいです」と答えています。 2. 泥棒のマーヴを演じたダニエル・スターンは、「1テイクだけ」という条件でタランチュラを顔に乗せることに同意した 音を立てるとクモが怖がってしまうので、叫んでいるふりをしなければならなかったというダニエル。音声は後ほど映像に被せたのだそう。 当時のことについて<Complex>に次のように語っています。 「会う人にいつも『タランチュラは本物だったのか』『私の叫び声は本物だったのか』『私が怖がっていたのか、気が狂ってしまったのか、またはその両方か』と聞かれるんですが、3つの質問に対する答えはすべて『Yes(そのとおり)』です」 3. 『ホーム・アローン』で泥棒のハリーがケビンの指を噛むシーンの撮影で、ジョー・ペシはマコーレー・カルキンの指を本当に噛んだ マコーレーは、<Rule Forty Two>の取材に対し「リハーサルのときに、ジョーは私の指を噛んだんです。皮膚が傷つけられました」と明かしています。 4. 『ホーム・アローン』で泥棒を迎え撃ちケビンが放った「You guys give up, or are you thirsty for more?(降参する? それともまだ続けたい?)」というセリフはアドリブだった クリス・コロンバス監督は、<Entertainment Weekly>に、「台本に書かれたセリフで2~3回やってみて、それからアドリブで4テイク、5テイクと回数を重ねていきました。結果的に、実際の映画では多くのアドリブシーンが使われることとなりました」と明かしました。 5. 『ホーム・アローン』の作中でケビンが観るビデオテープの白黒映画は、実在する映画ではなく『ホーム・アローン』のために特別に作られた映像 作中に登場する『Angels With Filthy Souls(汚れた魂の天使)』というタイトルの映画は、1938年公開のジェームズ・キャグニー主演映画『Angels with Dirty Faces(汚れた顔の天使)』をもじったもの。 6. 『ホーム・アローン』のプロダクション・デザイナーを務めたジョン・ムトウは、家の間取りとバトル・プランが描かれたマップを、子どもが描いたように見せかけるために利き手ではないほうの手で描いた <Slate>誌のインタビューでは、「カラフルな地図をより子どもっぽくするために、右利きのところをあえて左手でマップを描きました」と説明。オーナメントという言葉のスペルもわざと間違えて書いたそう。 7. 『ホーム・アローン』でケビンが「あー!」と絶叫する有名なシーンは、エドヴァルド・ムンクの代表的な絵画『叫び』をモチーフにしているとの説も このシーンもまた、ケビンを演じたマコーレーのアドリブだったそう。 8. マコーレー・カルキンは続編の『ホーム・アローン2』への出演料として450万ドル(約6億4,900万円※2023年12月11日時点のレートで)を受けとったと言われている 多くの報道によると、この金額は12歳の子どもに支払われた史上最高額の給与だとされています。 9. 『ホームアローン2』でケビンが持っていた「TalkBoy」というテープレコーダーは、もともと本作の小道具として開発されたもの 1993年、『ホーム・アローン』のファンが、実際に「TalkBoy」を発売することを願って企業に要望を送るという大規模な運動を実施しました。おかげで販売が実現し、現在もオンラインオークションサイトなどで手に入れることができるのだそう。 10. 『ホームアローン2』の制作中、あまりの寒さに何台かのカメラがフリーズした <Editor's choice>によると、撮影を続行するためには、屋内を温めてから部屋に入る必要があったそう。 11. 『ホーム・アローン2』で泥棒のマーヴは白昼堂々と7つの品物を盗んだ マーヴが盗んだものは、ミトンにスカーフ、カウボーイハット、ラッピングされたプレゼント、イヤーマフ、ビーニー、やかんの中の小銭の計7つ。 12. 医師が『ホーム・アローン』でハリーとマーヴが受けたダメージを現実的に分析すると… YouTubeチャンネル<DistractifyYT>で医師たちは、マーヴの顔面にペンキの缶が当たったシーンを、「顔に大けがを負い、骨折をもたらすほどの一撃」「脳内出血を引き起こして死に至る可能性もある」と解説しました。 ※本記事は、Hearst Magazinesが所有するメディアの記事を翻訳したものです。元記事に関連する文化的背景や文脈を踏まえたうえで、補足を含む編集や構成の変更等を行う場合があります。