赤楚衛二&上白石萌歌の貴重なメイキングカットも! 映画『366日』沖縄撮影レポート到着
赤楚衛二が主演し、上白石萌歌がヒロインを演じる映画『366日』より、ロケ地・沖縄での撮影現場レポートが到着。あわせて、美しい自然や海を背景にした場面写真やメイキング画像も公開された。 【写真】赤楚衛二&上白石萌歌『366日』、沖縄の美しい海や自然が感じられる沖縄ロケの様子 本作は、かなわぬ恋を歌った失恋ソングとして2008年に発表された沖縄出身のバンド・HYの同名楽曲をモチーフにした、オリジナルラブストーリー。主人公・真喜屋湊を赤楚衛二、高校時代に湊と出会い、運命的な恋をするヒロイン・玉城美海を上白石萌歌が演じ、沖縄と東京という2つの都市を舞台に、20年の時を超えた切なすぎる純愛を描く。 本作の撮影は、2024年6月から約2ヵ月間にわたって行われた。前半は東京と関東近郊、後半は沖縄で撮影というスケジュールで、6月末にキャスト・スタッフが沖縄に移動したころには、すでに真夏の暑さ。沖縄の初日はセミの鳴き声が響く中、HYも通った与勝高校の屋上にて高校時代のシーンが撮影された。 主人公の真喜屋湊を演じる赤楚と、ヒロイン・玉城美海役の上白石は本作が2作目の共演となり、東京でのクランクイン当初から打ち解けていた様子。目を開けるのも苦労するような日差しの下で、より自然な動きややりとりを相談しつつ演じ、抜群のコンビネーションを見せていく。本作のメガホンをとる恋愛ドラマの名手・新城毅彦監督とも話し合いながら、きらきらした青春の1ページを丁寧に表現していった。 沖縄の撮影で印象的なのが、その美しい海や自然が感じられる数々のロケ地。劇中、2つのビーチが湊と美海の思い出の場所として登場するが、これは製作チームがロケハンを重ね、沖縄に数多あるビーチをほとんど訪れた中から、こだわって選び抜いた場所だ。今回はそんな2つのビーチでの撮影の裏側エピソードをお届けする。 1つ目の赤墓ビーチでは、湊と美海が初めて言葉を交わし、美海が“世界で一番おいしいサータアンダギー”を湊に手渡す。シーン冒頭では、湊は1人で砂浜に寝そべっている設定のため、赤楚はここでも強い日差しを浴びながら演じることに。 上白石は、サータアンダギーをどう扱うのが自然か、袋から出したものをどう違和感なく渡すのか考え、新城監督や赤楚に実演してみせる。さらにこのシーンの重要ポイントである、とびきりおいしそうにサータアンダギーを頬張る美海の姿をチャーミングに体現。その笑顔で、湊の心だけでなく周囲もパッと明るくしていく。 ちなみに、この赤墓ビーチではクライマックスシーンも撮影されているほか、空き時間に赤楚がヤドカリを見つけたり、HYが差し入れを手に見学に訪れ、赤楚&上白石と談笑するなどと撮影以外の思い出も。 ロケ撮影を行ったもう1つのビーチは、沖縄本島から海中道路でつながる離島・浜比嘉島のシルミチュー公園傍にある砂浜。ここで撮影されたのは、高校の卒業式を終えて1人で物思いにふけっていた湊と、湊を追ってこの場所にきた美海がある大切な会話を交わすシーンだ。 波打ち際で、足先を水につけながら歩く2人。赤楚と上白石は、立ち止まるタイミングなども監督と相談しながら、それぞれの心情を大切に演じていく。実は暑さで、まるで温水プールのような水温なのだが、そんなことは全く感じさせない。ここでの空き時間には、上白石が小さな白い貝殻を見つけてスタッフに披露。いつも穏やかな笑顔の2人のおかげで、現場の雰囲気は常になごやかだった。 そのほかに新城監督が沖縄で最も印象的だった撮影場所の1つに挙げているのが、海中道路のシーン。海中道路は沖縄本島と離島を結ぶ約5キロの道路で、その名の通り海の真ん中に造られている。湊が1人で自転車をこぐシーン、湊と美海がそれぞれの自転車に乗り2人で走り抜けるシーン、そして美海が、中島裕翔演じる幼なじみの琉晴のバイクの後部に座る2人乗りのシーンなどが撮影されたが、どれも美しい海をバックに疾走感あふれる映像となった。 なかでも特に撮影のハードルが高かったのがバイクの2人乗り。バイクを牽引し、車線を封鎖しての大掛かりな撮影となるため、代案も探られたが、監督が熱望して敢行したシーンで、本作の見どころの一つとなっている。 ビーチや海中道路に加え、CDショップや公園、海沿いのバス停など、沖縄の様々な場所でロケを行った本作。湊と美海の切ないラブストーリーを彩る、美しい風景も堪能したい。 映画『366日』は、2025年1月10日より公開。