八戸一筋17シーズンの「Mr.ヴァンラーレ」 サッカーJ3ヴァンラーレ八戸の新井山祥智選手が引退会見
ヴァンラーレ八戸一筋17シーズン。今シーズンを最後に現役を引退する、新井山祥智選手が会見を開き、思いを語りました。 【新井山祥智選手】 「1つの目標ではありました、40歳までやりたいなというのはありましたけど、ちょっと届かなかったです」 青森県五戸町出身で、大学卒業後はヴァンラーレ一筋17シーズン。39歳を迎えた「Mr.ヴァンラーレ」が、今シーズンを最後に現役を引退することを決断しました。 【新井山祥智選手】 「正直ここ数年、頭の中によぎっていたのもありますし、今シーズンは試合に絡めていないのもあるし、身体的にもそろそろきついなと思って決断しました」 加入当初、クラブはJリーグからはほど遠い、東北社会人2部北リーグでした。 【新井山祥智選手】 「練習もありましたけど、監督とかも来ていなかったですよね。若い選手だけでボール蹴ってみたいな感じで」 「アウェー戦の時は社長が運転して、人が足りなくて迎えに行ったりしてましたよね。家に行って、無理やり若い選手を連れてきて行ってたのが本当に印象が強くて」 社会人リーグからJリーグまで。17シーズンの中で新井山選手が印象に残っていると話すシーズンが・・・。 【新井山祥智選手】 「JFLの時からJ3に昇格した年は、印象的なシーズンだったと思います」 「昇格決まるか決まらないかのときの、三重戦のゴールはうれしかったですし」 2018年。ついにJリーグ昇格を決めました。 【新井山祥智選手】 「そういう場にいられたってことは、本当に喜んでいいのかなと思います」 そんな新井山選手の武器はキック。 【新井山祥智選手】 「流れの中だったり、止まったボールだったりっていうのが、いろいろ局面であると思うんですけど、やっぱりその中でゴールにつながるプレーっていうのは本当に意識してやってましたし、もっとうまくなりたいなとは思っていました」 今後については未定。クラブとしても本人の意思を最優先に考えていきたいとしています。 【新井山祥智選手】 「チームとしてまだプレーオフを目指せる順位にもいますし、最後まで僕たちも諦めないでやっていきますので、ぜひ最終戦たくさんの人が来てください、お願いします」 ヴァンラーレ八戸は、17日にアウェーで富山と、24日の最終戦はホームでFC大阪と対戦。上位から連勝できれば昇格プレーオフ出場に大きく近づきます。