NPB実行委員会 「延長タイブレーク制」検討へ 井原事務局長「まずは目的を明確にする」
日本野球機構（NPB）とプロ野球12球団による実行委員会が1日、東京都内で開かれ、「延長タイブレーク制」の導入について話し合いが行われた。 【写真】2018年、甲子園初のタイブレーク突入となった旭川大高対佐久長聖の試合 NPBの井原敦事務局長は「実施するとしたら目的は何なのか、目的を明確にしないといけない。全体の時間短縮のためにやるのか、勝ち負けをはっきりさせるという意味でエキサイティングな展開をファンに提供できるという目的なのか、それぞれメリットもデメリットもある。そこをしっかり考えましょうというのが本日の説明の内容」と説明した。 大リーグでは延長10回から「無死二塁」で始める特別ルールとして20年から実施。より勝敗が決しやすく、選手の負担軽減や試合時間短縮にもつながっており、導入されれば画期的な制度変更となる。井原事務局長は「MLBはやっているんですけど、MLBの場合はそもそもが引き分けがないというところからタイブレークを導入した。（NPBでは）目的をまず明確にしようと。それから実際にやるかどうかを検討しようと」と語った。
