武雄市人違い事件・宮元篤紀さん 命の大切さ訴え
九州朝日放送
17年前、入院中に暴力団関係者と間違われ射殺された男性の妻が、21日、唐津市で開かれた講演で、命や大切な人との対話の大切さを訴えました。 宮元篤紀さんの夫洋さん(当時34)は、佐賀県武雄市の病院に入院中、暴力団関係者と間違われて射殺されました。 21日、犯罪被害者の現状への理解を深めるための講演に招かれた宮元さんは、事件から現在に至るまでの心境などを、当時の状況を交えて語りました。 宮元篤紀さん「起こった事件の悲惨さとか犯行を行った犯人に対する憎しみとかではなく失われた命をどれだけ大事に思っていたのかそして今もとても大事にしながら生きています」 命の重みに加え、大切な人を失う前に感謝の気持ちを伝えることの大切さを訴える講演を、参加したJR九州の職員は、目に涙を浮かべながら聞いていました。
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