「水中監視員をつける新たな対策も」隊員の死亡事故で中止していた水難救助訓練を再開 柏崎市消防本部
新潟放送
訓練中の死亡事故を受け水難救助訓練を中止していた新潟県の柏崎市消防本部が2日、海での訓練を再開しました。 【写真を見る】「水中監視員をつける新たな対策も」隊員の死亡事故で中止していた水難救助訓練を再開 柏崎市消防本部 柏崎市の笠島漁港で行われた水難救助訓練。 柏崎市消防本部が海で訓練を行うのは、およそ9か月ぶりです。 去年10月、柏崎消防署の男性消防士が海水浴場での訓練中に溺れ死亡しました。 事故調査委員会は報告書で、潜水中に激しい心理的パニックとなり、意識を失って溺れたと考えられると結論付け「安全より効率を優先する環境があった」と指摘していました。 柏崎市消防本部は事故後水難救助訓練を中止していましたが先月、プールでの訓練を再開していました。 死亡した消防隊員は休憩を挟みながら24時間働いた後に訓練に参加していましたが、事故を受け、夜間に出動があった場合は潜水訓練をさせないというルールを作ったということです。 また、新たな対策として潜水時は2人の隊員に対し1人の水中監視員をつけ、訓練の様子は陸上にいる監視員も見守ることにしています。 【柏崎市消防本部 小林晴久 消防長】「引き続き改善を続けながらブラッシュアップした水難救助訓練にしていきたい」 柏崎消防本部は今後、週1回の水難救助訓練を予定しているということです。
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