「1000円」を超えるラーメンが増えてきている気がします……。昔は「500円」で食べられた気がするのですが、なにか原因があるのでしょうか?
ラーメンの価格が高騰している原因は?
では、なぜ昔なら500円で食べられていたラーメンが1000円になったのでしょうか。その大きな要因は原材料価格と人件費の高騰が考えられます。例えば麺の原材料である小麦の価格は、令和5年3月時点の農林水産省公表資料において政府売り渡し価格が1トンあたり7万6750円となっています。 直近で価格が安かった平成22年4月と比べると価格で2万9590円、約61%も価格が高騰しました。麺1人前60円だったものが120円になったとすれば、原価率30%を維持するためには単純計算でラーメンの価格は200円(60円÷0.3)高くなります。 同様に、最低賃金の全国加重平均額も年々上がっているため、これもラーメンの価格が高騰した1つの要因と考えられます。
ラーメンの価格が高騰しているのは原材料費や人件費が理由
さまざまな要因により原材料費や人件費が高騰したことにより、ラーメンの価格が1000円を超えることも多くなってきました。 一般的にラーメンは安いイメージがあるものの、時代の変化に応じて「安い」の基準も変化します。美味しいラーメンを食べて、ラーメン屋を応援していくのもよいかもしれません。 出典 農林水産省 農産局 農産政策部 貿易業務課 令和5年4月の輸入小麦の政府売渡価格について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部