「出身大学で一番多いのは?」「早生まれが意外に多い?」データから見るリーグワン所属選手
現在、リーグワンはディビジョン1が12チーム、2が6チーム、3が5チームで合計23チーム。所属している選手は1150名ほどになる。今回のコラムでは、「出身地、出身高校・大学」「身長と体重」「誕生月」といった3つのテーマで、選手のデータを調査してみた。※データは2023年12月末時点
◆リーグワン選手の出身地、出身高校・大学 リーグワンの日本出身選手は840名弱、リーグワン全選手に占める割合は72%ほど。出身を都道府県別に調べてみると、大阪府が168名で最大。以下は福岡県が96名、東京・京都・兵庫が60名台。神奈川43名、奈良34名、愛知32名と、ここまでの府県が30名を越えている。
海外出身選手は320名、平均すると各チームに14名ほど所属している計算になる。最大勢力はニュージーランド出身で112名。また、オーストラリアが58名、トンガが53名、南アフリカは37名。フィジーからも32名の選手がリーグワンに参戦しており、全部で出身国は19の国と地域に及ぶ。
出身高校では『花園』こと、全国高校ラグビー大会の常連校が上位を占める。特に東海大大阪仰星と東福岡は、50名近い選手をリーグワンに送り出している。それに続くのが、常翔学園、大阪桐蔭(ともに大阪)、天理、御所実業(ともに奈良)、京都成章の関西勢で各校とも、20~30名の選手を輩出。また、関東では桐蔭学園(神奈川)出身の28名が、リーグワンに所属している。
日本出身選手のほとんどが、大学からリーグワンに入っており、800名を越えている。また、海外出身選手でも100名弱が日本の大学を卒業している。そのため、「関東大学対抗戦」「関東大学リーグ戦」「関西大学リーグ」の上位校からは多くの選手がリーグワンでプレーしている。主な大学を列挙していくと下記のようになる。
【関東大学対抗戦】 ・帝京大学:122名 ・明治大学:91名 ・筑波大学:42名 ・早稲田大学:40名 ・慶應義塾大学:24名