【カッパ釣りにも挑戦】トルコ人翻訳者 民話の里遠野の秋を体感 岩手
TVIテレビ岩手
ヨーロッパとアジアにまたがる国、トルコ共和国で日本語の翻訳をしている一行が岩手県遠野市を訪れ、民話の里の深まる秋の風景を楽しみました。 一行が訪れた今月11日の遠野は深い霧に包まれていました。遠野物語に出てくるカッパ淵。本当にカッパが出てきそうな雰囲気です。遠野を訪れたのは、トルコ共和国で日本の本などをトルコ語に翻訳している7人の翻訳家です。 一行はトルコと日本の国交樹立100周年を記念して、独立行政法人国際交流基金が招いたもので、11月4日から日本を訪れています。 カッパはキュウリが大好きだということで、カッパを釣ることにも挑戦しました。 トルコ人参加者 「釣れたら連れて帰らなくちゃいけない。おうちまで」 ハティジェ・ハンさん 「カッパ 私 実は好きなんですよ。怖い話もあるんですが、最近 カワイイと思ってそこに行ってみるのが楽しみにしていました。本当にきれいな所でした」 また今回のツアーには、盛岡市在住の児童文学作家の柏葉幸子さんも参加しました。一行は柏葉さんが子ども向けに出版した遠野物語の絵本を事前に読みました。 柏葉幸子さん 「特に遠野物語の中で岩手のことを、きょういらした方たちは岩手のことも良くわかってくださるのかなってそう思っていますね。親近感を抱いてくださって、トルコに紹介してくださるといいなと思います」 一行は紅葉に彩られた伝承園に移動しました。ここでは最近、遠野でも盛んになっている藍染に挑戦し、日本らしい染物の美しさを肌で感じていました。トルコ人翻訳家のツアーは11日に岩手を離れ、その後東京で研修を重ね、11月16日に帰国の途に就く予定です。