中海中近く、クマ 小松市設置のAIカメラ撮影
●体長1メートル成獣 集団で登下校 23日午前4時21分ごろ、小松市軽海町の中海中の裏付近で、体長約1メートルの成獣のクマ1頭が出没した。市が中海地区体育館に設置したAI(人工知能)カメラが体育館横の町道を歩くクマの姿を捉えた。けが人はいない。 【写真】AIカメラで撮影されたクマ=小松市軽海町(同市提供) AIカメラは2021年度に市が導入したもので、搭載されたAIがクマを検知すると、リアルタイムで市職員のスマートフォンに場所や写真が送られる仕組み。市街地への進入や人里での出没を防ぐため、市内には計17基が設置されている。 同校は保護者にメールで注意を促し、生徒には集団で登下校し、休み時間に屋外で遊ばないよう指導した。市も通信アプリLINE(ライン)で注意喚起。市や猟友会、消防、警察が周辺をパトロールした。 今年に入り、石川県内でのクマの目撃情報は21日までに28件で、小松市では5件目となった。