J2清水のMF西原源樹、17歳4か月でクラブ最年少弾 初々しく「うれしかったです」連発
◆明治安田J2リーグ▽第11節 清水3―2仙台(20日・アイスタ) J2清水エスパルスのMF西原が、17歳4か月でクラブ最年少ゴールを決めた。2-0から1点を返されて迎えた後半38分。ペナルティーエリア左でパスを受けると、ターンで相手選手をかわし、体を倒しながら右足でゴール右へ決めた。喜びを爆発させる新星に、チームメートがかけよりもみくちゃにされていた。 ユース所属で2種登録されている西原は、2月25日の熊本との開幕戦でクラブのリーグ最年少出場記録を更新。この日を含めて9試合に出場(うち先発1試合)し、左サイドから日本代表・三笘をほうふつとさせるキレ味のあるドリブルを見せていた。ただ、ここまでゴール、アシストがなく、得点に絡むプレーを意識していた。これまで公式戦でのクラブ最年少ゴールは12年6月に石毛秀樹がナビスコ杯(現ルヴァン杯)で記録した17歳8か月で、ついに記録を塗り替えるゴールを挙げた。 試合後のヒーローインタビューでは「めちゃめちゃうれしいです」「やっと決められてうれしいです」「ずっと決めたかったのでうれしいです」と初々しい表情で「うれしい」を連発していた。 ◆西原 源樹(にしはら・もとき)2006年12月16日、群馬県生まれ。17歳。小学1年時にファナティコスでサッカーを始め、清水ジュニアユースを経て同ユースに昇格。22年にU―16、23年にU―17日本代表に選出。今年2月22日に清水で2種登録。180センチ、70キロ。家族は両親と兄、姉。
報知新聞社