入学・就職などめで“タイ”時の贈答品として人気 瀬戸内の春の風物詩・桜鯛の浜焼き作り【岡山・笠岡市】
岡山放送
瀬戸内の春の風物詩、タイの浜焼き作りが2024年も笠岡市で始まりました。 4月4日朝、笠岡市沖で水揚げされたマダイ。産卵期を迎え、サクラの咲く頃に獲れることから「桜鯛」とも呼ばれ丸々と太り、色鮮やかなのが特徴です。 笠岡市の魚市場で4日から始まったタイの浜焼き作りでは、昔ながらの作業が行われていて、1匹ずつタイに食塩水を注入し稲わらで丁寧に包んでいきます。このあと蒸し器で40分ほど蒸し、1日乾燥させたものを竹の皮で出来た笠に包んで出荷します。 (笠岡魚市場冷凍塩干部 木山恒宏課長) 「きのう(3日)天候が悪かったが、それなりにいいタイがあがってきている。受け取った方が喜んで食べてもらえるような形で、しっかりとしたものを用意して作っていきたい」 入学や就職祝いなどの贈答品として人気が高いタイの浜焼き。作業は5月中旬まで続き、約150匹が生産され、1匹1万5000円から2万円で販売されます。
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