『彩りGO!』夜空を明るく彩る50万個のLED 地域への想いあふれる菓子店のイルミネーション【高知】
RKC高知放送
冷え込みが増してきた今の時期の楽しみと言えば、夜空を明るく彩るイルミネーションです。高知県四万十町の名物となっているイルミネーションを樺山夏帆アナウンサーが訪ねました。 ■樺山夏帆アナウンサー 「きれいなイルミネーションー!うっとりしちゃいます。こちらのイルミネーションスポット、四万十町の菓子店・水車亭で楽しむことができるんです」 毎年恒例、四万十町・水車亭のイルミネーション。 水車亭では2011年からイルミネーションの点灯を始め、地元の人や町を訪れる人たちにとってこの時期の楽しみとなっています。11月初旬に行われた点灯式は、多くの人で賑わいました。 それにしてもなぜ、菓子店がこんなにもイルミネーションに力を入れているのでしょうか。 水車亭の看板商品といえば、芋けんぴ。 いまや全国的な知名度ですが、もとは高知の郷土菓子とされ、店では7種類の芋けんぴを販売しています。 一番人気の「塩けんぴ」は、国内産のサツマイモを室戸海洋深層水塩と砂糖で炊き上げています。 塩けんぴを食べてお腹が満たされた樺山アナ、お待ちかねのイルミネーションを見に行きます! 今年のテーマは「彩りGO!」。2011年に始めた当初は2万4000個ほどだったLEDは徐々に増え、今年は去年より5万個多い50万個に。年々バージョンアップしています。 特に今年は入口周辺の電飾を増やし、車を降りるとすぐに華やかなイルミネーションが目に飛び込んできます。 ■樺山アナ 「一番の見どころは、塩けんぴタワーと芋けんぴタワー」 目を引くのは、水車亭のイルミネーションのシンボル的存在、パッケージをイメージした白とブルーのライトが眩い高さ13メートルの「塩けんぴタワー」と、高さ17メートル、シャンパンゴールドが上品にきらめく「芋けんぴタワー」。上の方は白く彩られて降り積もった雪をイメージしました。 「塩けんぴタワー」は、海をモチーフにし今年から周りに魚たちが跳ねるデザインに。 水車亭のイルミネーションといえば、この2つのけんぴタワーは外せません。 イルミネーションに見とれているとついつい上ばかり見てしまいますが、足元にもウサギにリスなど、かわいらしい動物たちが。そして・・・ ■樺山アナ 「かわいらしいウサギさんの後ろには、鮮やかなお花たちが!」 こちらの、カラフルに輝く100本のお花たちも、今年新たに登場しました。お花型のイルミネーションは高知県内でも珍しいそうで、キュートな世界観に夢中になってしまいます。 まるでおとぎの国のような光景を楽しんだあとは、やはり外せないのが写真撮影。SNS映えするよう、LEDを密集させているエリアが用意されています。 ■樺山アナ 「光のトンネルを抜けると待っているのが、写真撮影スポット!映えますね~」 雪だるまと撮影できるドーム型のメルヘンなイルミネーションや、しだれて咲く藤の花をイメージした大人っぽいものなど、写真映え間違えないバラエティ豊かなスポットが目白押しです。 ■樺山アナ 「こちらです!中に入ると、プリンセスになって馬車に乗っている気分。」 白い光に覆われた、こちらの丸いドーム。中に入ると、光に包まれうっとりしてしまいます。全身写真でも、座って撮影しても。SNS映えする華やかな写真を撮影でき、大満足でした。 ■お客さん 「ここ(撮影スポット)きれい」 「去年から変っていてよかった。入口からカラフルなイルミいっぱい、きれい」 演出盛りだくさんの四万十町のイルミネーション。手がけた水車亭には地元への特別な思いがありました。 ■水車亭・藤川利恵さん 「四万十町の空を明るく華やかにしたい。地域の人に喜んでもらいたいと思ってやっている。けんぴタワーなどここにしかないイルミネーションがあるのでぜひ来て楽しんで」 四万十町の夜空を彩る水車亭のイルミネーションは来年1月15日までで、 毎日午後5時から午後8時まで楽しむことができます。