ドラ1には届かずも…「ドラフト13番目」の指名選手(3)ルーキーながら防御率1点台
いよいよ球春到来を迎えたプロ野球。2023年ドラフト会議では計122人が指名され、NPB入りの切符を掴んだ。中でもドラフト1位入団の選手には大きな期待がかけられるが、ウェーバー順となる2位指名の選手の中にも、ドラ1候補と目されていた実力者が多くいる。ここでは、ドラフト13番目の指名でプロ入りした現役選手を紹介したい。
金村尚真(北海道日本ハムファイターズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:176cm/83kg ・生年月日:2000年8月29日 ・経歴:岡山学芸館高 - 富士大 ・ドラフト:2022年ドラフト2位 2022年ドラフト会議で13番目の指名を受けたのが、ルーキーながら開幕ローテーション入りを果たした金村尚真だ。 富士大では1年春のリーグ戦から公式戦デビュー。3年時には完全試合を達成するなど、北東北大学リーグで圧倒的な実績を残した。スカウトからも抜群の制球力を持つ本格派右腕と高く評価され、ドラフト1位候補に名前が挙がっていた。 迎えたドラフト会議では、1位指名こそ逃したものの、全体13番目の指名で北海道日本ハムファイターズに入団。 期待通りにオープン戦から結果を残し、開幕ローテーションの座を掴んだ。プロ2戦目の先発登板でプロ初勝利を挙げるなど、幸先の良いスタートを切っていたが、右肩痛で戦線離脱を余儀なくされた。 それでも、シーズン終盤に一軍に戻り、復帰登板で勝利投手に。最終的に4試合登板で2勝1敗、防御率1.80と大器の片鱗を示した。 2024年シーズンも新人王資格を有している金村。先発ローテーションの一角として、フルシーズンの活躍を見せたい。
ベースボールチャンネル編集部