元鶴竜の音羽山親方 次代の横綱候補に大の里を指名「可能性は十分ある」 直接対決の霧島には「意地を見せてほしい」
大相撲秋場所10日目の17日、両国国技館内の相撲博物館で行われたトークイベントに、音羽山親方(元横綱鶴竜)が登場した。 昨年末に独立し、師匠となった音羽山親方。「土俵では厳しく、稽古が終われば楽しく。人として立派になってほしい」と弟子育成のポリシーを披露し「弟子が勝つこと。部屋を持ったら、それ以上の幸せを感じる瞬間はない」と充実感を口にした。 現役なら対戦してみたい現在の力士については「大の里と当たってみたい」と回答。横綱になりそうな力士にも大の里を挙げ「早いかもしれないけど、この相撲をとり続けていければ。ケガをしないこと。どんどん前に出ていて、あれだけの体でスピード感もある。ただ、これ以上は太っちゃいけない。この体重を維持して技術をもっとよくしていけば、横綱も夢じゃない。可能性は十分あると思います」と実力を認めていた。 イベント後には、全勝の大の里を1敗で追う関脇霧島にも言及。この日は直接対決が組まれているとあって「意地を見せてほしい。(過去0勝2敗で)これ以上負けられないところを見せてほしい」とハッパをかけた。