賞金300万円の粋な使い道にファン沸く 巨人・戸郷翔征が先発最年少タイで東京ドームMVP賞
巨人の戸郷翔征投手(24)が30日、東京ドームMVP賞を初受賞し、ファンフェスタ内で表彰された。24歳シーズンでの受賞は球団の先発投手では99年の上原に並ぶ最年少。「東京ドームで勝ちたいと思いながら毎回投げているので、この賞を取れて最高です」と目尻を下げた。 エースとして本拠のファンを沸かせた1年だった。今季、東京Dでは12試合に先発して2試合連続完封勝利を挙げるなど、チームトップの5勝(3敗)。防御率は1・91で「東京ドームで完封した試合はとても覚えている」と感慨深げに語った。賞金300万円を「選手に還元したい」と約束すると、温かい拍手に包まれた。 リーグ優勝に貢献したが、目標だった日本一は逃した。「日本一にはなれなかったので来年は必ず優勝して、日本一になって、皆さんに報告できるように頑張りますので、たくさんのご声援よろしくお願いします」とファンの前で誓った。来季も本拠地で輝きを放ち、日本一の栄冠を手にする。(水上 智恵)
報知新聞社