フェスで女性DJが「性被害」波紋 SNSで被害者バッシング 専門家「日本は意識が低い」
日テレNEWS NNN
韓国の女性アーティスト、DJ SODAさんが自身のSNSで、大阪で行われた音楽フェスで性被害に遭ったことを告白しました。今、この問題がSNS上で議論になっています。 ●卑劣な行為…罪に問われる? ●国連も投稿 被害防ぐには 以上のポイントを中心に詳しく解説します。
■「未だに怖くて手が震えている」“性暴力”その時何が…
DJ SODAさんは自身のX(旧Twitter)に14日、次のように投稿しました。 DJ SODAさんのX(旧Twitter)より 「日本の大阪ミュージックサーカスフェスティバルで公演を終えましたがその時に凄く悲しい出来事がありました」 「数人が突然私の胸を触ってくるというセクハラを受けました」 これを受けて、この音楽フェスの主催者が「法的措置を取る」という厳しい姿勢を見せています。音楽フェスの当日に一体、何が起きていたのでしょうか。 SODAさんがXに投稿した画像では、明らかに胸に手が伸びて、触れているように見えます。 問題が起きたのは、13日(日)に大阪・泉南ロングパークで行われた野外音楽フェス、「MUSIC CIRCUS’23」での出来事でした。出演していたのは韓国の女性アーティスト「DJ SODA」さんです。インスタグラムのフォロワーは515万人で、若い人たちの間にとても影響力があります。
DJ SODAさんのX(旧Twitter)より 「あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています」 「DJをしてから10年たちますが公演中にこんなことをされたことは人生で初めてです」 SNSへの投稿は日本語でされ、男性だけでなく女性の客からも胸をつかまれる被害を受けたということも訴えています。
■主催者側「法的措置を取る所存」 どのような犯罪に…
この事態を受けて主催者側も動きました。SODAさんが投稿した翌日の15日には「MUSIC CIRCUS‘23で発生した性暴力事件について」とする声明を発表しました。 主催者・株式会社TryHard Japanの声明より 「このような行為は性暴力、性犯罪であり、断じて許すわけにはいきません」 「損害賠償請求や刑事告訴など、民事及び刑事の法的措置を取る所存です」 「様々な角度から犯行現場をとらえた映像がありますので」 「すみやかに警察署に出頭し、また当社にご連絡ください」 胸を触ったとされる人たちに出頭するよう呼びかけています。 こうした行為は犯罪になるのか、性犯罪に詳しい青木千恵子弁護士に聞きました。