部活動移行 26年9月から 中学校から地域へ 市議会一般質問【山口】
山口市は20日、中学校の部活動を地域に移行する時期を2026年9月からとする方針を示した。市議会一般質問3日目の同日、伊藤斉議員(高志会)の質問に岡村萬利雄交流創造部長が答えた。 部活動の地域移行は2023~25年度の3年間を準備期間とし、段階的に行うよう国が方針を示した。市では、推進協議会を通じて議論を深めるとともに、今年度から交流創造部内に部活動地域移行推進室を新設し、準備を進めている。 岡村部長は移行時期について3年生の引退時期を区切りすると考えを示し「今年度入学した1年生が3年生最後の大会まで取り組めるよう2026年9月からとする」と説明。部活動の活動単位を中学校区とすることも明かした。 伊藤議員は米ニューヨークで開かれた「ジャパンパレード&ストリートフェア」への参加の成果についても聞いた。 伊藤和貴市長は「国内外の多くのメディアに取り上げられ認知度が向上し、交流を主体とした観光地のイメージが高まった」と成果を強調。この宣伝効果を生かす具体的な施策として、山口祇園祭でのみこし担ぎや山口七夕ちょうちんまつりにおけるちょうちんへの火入れ体験を観光客に提供することを明かした。 これらの計画は観光庁の「特別な体験の提供等によるインバウンド消費の拡大・質向上推進事業」に採択され、補助金3500万円の交付が内定したとも発表。さらに現在、県による国宝瑠璃光寺五重塔内部の夜間ライトアップに続いて、9月から外壁シートへのプロジェクションマッピング第2弾を行うとし「県と市による切れ目の無いナイトコンテンツを提供したい」と述べた。