「エアコンでは不十分」 厳しい被災地の冬を前に仮設住宅では暖房器具を支援
地震や豪雨による被災地では、避難生活が長期化する被災者に暖房器具などを支援する取り組みが続いています。 【写真を見る】「エアコンでは不十分」 厳しい被災地の冬を前に仮設住宅では暖房器具を支援 輪島市町野町の仮設住宅の部屋にはエアコンが設置されているものの、暖房器具を自分で持ち込み寒さ対策をする住民もいます。 仮設住宅に住む人「エアコンだけでは。こたつがないとひざが寒くて自宅から持ってきた」「こたつは狭くてできない」「エアコン使わず、ヒーターは使ってます」 こうした中、被災地で続けられているのがこたつや石油ファンヒーター、ホットカーペットなど家電製品12点を無償で提供する取り組みです。 輪島市では、ピースボート災害支援センターが市内の仮設住宅やみなし仮設、公営住宅で生活する被災者およそ5000戸を対象に支援を行っています。 26日は、本格的な冬を前にセンターの職員が仮設住宅にチラシを配布し支援の周知を図りました。 ピースボート災害支援センター・関根正孝さん「最近、ホットカーペットを選ばれる方が増えているように感じる」「しっかり暖をとって体調を崩さないように活用してほしい」 石川県では、今後9月の豪雨災害で家を失い避難している住民にも同様の支援を行うことにしています。
北陸放送