ロシア、イランに報復抑制要請 サウジで緊急外相会議へ
【テヘラン、エルサレム共同】ロシアのプーチン大統領が、イランの最高指導者ハメネイ師に対し、イスラエルへの報復攻撃を巡り抑制的な対応を求めたことが6日明らかになった。ロイター通信が複数のイラン高官の話として報じた。イランはアラブ諸国の理解と支持を求めるため、イスラム協力機構(OIC)の緊急外相会議開催を要請した。7日にサウジアラビアで開かれる。 イランは強硬姿勢を維持しつつも、国際社会での孤立を避けるため、中東と世界のイスラム諸国に報復の正当性を訴える見通しだ。 ブリンケン米国務長官は5日、カタールのムハンマド首相兼外相、エジプトのアブデルアティ外相とそれぞれ電話会談し「地域は重要な局面にあり、今後数日間、全ての当事者が緊張を緩和するための措置を講じることが重要だ」と強調した。 ロイターによると、プーチン氏のメッセージは5日にテヘランを訪問したロシアのショイグ安全保障会議書記(前国防相)が伝達した。
パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから7日で10カ月。