王座決定戦に宇佐美秀メイソンは「マットに沈めて王者になる」と自信満々。實方拓海は「明日は“地味強”の真骨頂を見せたい」【RISE】
「RISE WORLD SERIES 2024 FINAL~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~」(12月21日、千葉・幕張メッセ イベントホール)の前日計量が12月20日、千葉県内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。 今大会のセミファイナルでは前王者・中野椋太の王座返上に伴う「第4代ウェルター級(-67.5kg)王座決定戦」が開催される。實方拓海(日本/TSK japan/同級1位、WMC日本スーパーライト級王者)は67.15kg、宇佐美秀メイソン (カナダ/クレイス/同級3位、ISKAインターコンチネンタル ウェルター級暫定王者)は67.45kgで計量をクリア。仕上がりの良さをうかがわせた。 計量後の会見で宇佐美は「明日は實方選手をマットに沈めて王者になろうと思っている」「正直、(相手は)体はすごく小さいなと思った。明日は僕のほうが相当大きくなっているかなと思う」「前の試合はすごく課題が見つかった。その修正と自分のパンチをもっと生かせるように蹴りの練習をやってきた。あとはボクシングではなくキックをやっていこうというふうに練習をやってきた。明日はそれを見せられれば」などと自信あふれるコメントを連発。 対する實方は「ここまで長かったが、ついにこの時が来たなという感じ。最高の相手と最高の舞台で。WORLD SERIESのセミファイナルでタイトル戦をやらせてもらうのは光栄なこと。それにふさわしい試合になると思う」「身長は高いなと思っていたが、想像していたより向かい合って大きいなとは思った」などと淡々としたコメント。 これに「宇佐美は自信満々だが?」という質問が飛ぶと實方は「僕、自信なさそうに見えます?(笑) 僕も自信はあるんで。今年に入ってからコンスタントに試合もしてきて勝ってきているので、そういった面での経験値は僕のほうがあると思うので、明日は“地味強”の真骨頂を見せたい」と最後まで淡々。 好対照なところを見せた2人だったが、王座獲得後の来年の目標については「来年は年男なので、しっかり突っ走って、世界の強い選手とやっていきたいと思っている」(宇佐美)、「このベルトを獲ってからがスタートだと思っている。ベルトを獲ってRISEの強さを世界に証明していきたい」(實方)とともに世界を意識したコメントを発した。