朝4時の地上波レギュラーにという野望

──特に最近の若手にとっては、コントは決まった台本に沿って演じていくものという考えが強い気がしますが。 太田　もちろん俺らも、きっちり決めたことをやる舞台でのコントも好きですけどね。こうやってスタジオでどんどん崩していくのは、我々がテレビっ子としてずっと観ていたもので。 田中　コント55号とかドリフとかね。まあドリフはきっちりやっていたと後から知るわけですけど。でも子どもが観て楽しめるようなドタバタ、アドリブにも見えるような。そういうもので育っているから。僕なんかは『ゲバゲバ90分』のロケコントも好きだったし、その流れの中で登場した『ひょうきん族』の、バラバラと崩れて別の感じになっていく。そういうのがおもしろいという感覚はずっとありますよね。 ──おふたりはYouTubeチャンネルでも、いわゆるスタジオコントのスタイルで動画をアップしていますよね。タイタンの後輩たちがそこに参加することで、スタジオコントのよさを受け継いでいくことにもなるのではと思いますが。 太田　俺はそこまでは考えてないけどね。田中は考えてるのかもしれないけど。 田中　考えてるわけない。 太田　田中は後進の育成にけっこう力を入れてますから。 田中　どこがだよ！ 後進の育成どころか、後輩自体に興味がないって言われてるんだから。 太田　まあYouTubeもね、自分たちがやりたいからやってるだけですね。 ──今後、『爆チュー問題』でやってみたいことを教えてください。 太田　もうちょっと回数を増やしたいよね。ねずみ算式に。 田中　うまくねえよ！ 確かにこういう番組がもうないから。とくに地上波ではほぼ皆無だから、一周回って新鮮なんじゃないかな、若い人たちも楽しんでくれるんじゃないかなと思うんですよ。だから試しに一度、地上波でレギュラーっぽくやってみたらいいんじゃない？ とは思っていますけどね。 太田　朝4時とかね。 田中　朝4時ならできるかもしれないけど！ 太田　今の若手はけっこう爆チュー問題を観てくれてた世代が多いから。そういう人がゲストで来てくれると嬉しいよね。 田中　そう。週替りで来てくれたりしたらね。 太田　石破（茂）さんにも来てもらってね。 田中　たしかに魔人ブウのコスプレとかしてたけど！ 茂チューとして来てくれるかもね（笑）。 太田　まあ、なんだかんだ言ってスタッフがこの番組を大事にしてくれたからここまでやって来られた。もちろん回数を増やしたい気持ちもあるけど、それよりもとにかく続けていけたらなと思いますね。