【ソフトバンク】育成選手の支配下登録「確実に誰かがなります」筆頭候補は防御率0点台の大型左腕か
ソフトバンクの倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)が、みずほペイペイで取材に応じ、育成選手の支配下登録について「確実に誰かがなります」と、7月末の支配下登録期限までに少なくとも1人以上を昇格させることを明言した。 その筆頭候補とみられるのが前田純投手。沖縄・中部商、日本文理大を経て2022年育成ドラフト10位で加入した24歳だ。188センチ、84キロの背番号「167」を背負う大型左腕。2年目の今季、2軍で10試合5勝1敗、防御率0・96とエース級の働きを見せる有望株だ。 では前田純は支配下契約となるのか。倉野コーチは「それは言えないです」と言葉を濁した。だが、育成選手53人を抱えるチーム事情からも「2軍で成績を残している(選手が昇格する)というのは、他の育成選手にとっても大事なことだと思う」と結果を残した選手にチャンスを与えることと、他の選手のモチベーション向上につなげるためにも、育成選手の昇格が欠かせないと説明した。 前田純はフレッシュオールスター(7月20日、姫路)に初選出されており「角度のある真っすぐを生かした投球を見てもらいたい」と意気込みを語っている。6月1日に佐藤直樹外野手が支配下登録されており、支配下選手は66人。残り4枠を、小久保ホークスは、いかに有効利用するか。
報知新聞社