英国ヘンリー王子が、2023年1月に発売した自身の回顧録『SPARE』（原題）は、"暴露本"として大きな話題を呼んだ。

毎年のことながら、昨年もさまざまな出来事が起きた1年だった。良いこともあれば、もちろん悪いこともあったが、変わらないことが1つだけある。それは、くすりと笑えて、ほんの一瞬でも気持ちが晴れる、ほほえましいミームがX（旧Twitter）上に流れてきたこと。 【写真】ヘンリー王子の「暴露本」や、人気セレブの注目裁判など、2023年に話題をさらったポップカルチャーモーメントTOP10 フィービー・ファイロのファッション界への復帰から、アート集団MSCHFが手がけた『鉄腕アトム』風のビッグレッドブーツまで、話題となったニュースは、ときに疲れ切った心に元気をくれる材料にもなる。 ここでは、昨年1年間で最も印象的だったポップカルチャーモーメントTOP3をお届け。

ビヨンセ＆テイラー・スウィフトのツアー

ビヨンセ

5月には、ビヨンセ史上過去最高の興行収入を記録した「ルネッサンス」ツアーがキックオフ。彼女のようにシルバーの衣装を着こなし、メタリックな馬に乗ってみたいと誰もが思ったのではないだろうか。 バレンシアガやバルマン、ディーゼルなどのさまざまな有名ブランドが手がけた数え切れないほどのゴージャスな衣装も、パフォーマンスと同様に話題を呼んだ。

テイラー・スウィフト

そんなビヨンセに対抗できる人物といえば、テイラー・スウィフトしかいない。3月からスタートしたテイラーの「エラズ」ツアーは、史上初となる10億ドル（約1500億円）超の興行収入を記録し、彼女は『タイム』誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー（今年の人）2023」にも選ばれた。 ツアーでは、ヴェルサーチェやロベルト カヴァリによる印象的な衣装も披露。ビヨンセ、テイラーどちらのツアーも行けなかったという人は、映像での配信をお楽しみに。

多くのBIGセレブカップルが成立

ティモシー・シャラメとカイリー・ジェンナー

2023年は（少なくともセレブにとっては）ロマンスの年だった。コートニー・カーダシアンは夫でドラマーのトラヴィス・バーカーのライブで妊娠を発表し、テイラー・スウィフトは新恋人でアメフト選手のトラヴィス・ケルシーの試合を観戦して注目を集めた。 さらに、ティモシー・シャラメとカイリー・ジェンナーの交際も発覚。カイリーの姉ケンダルもシンガーのバッドバニーと交際（し、12月に破局）するなど、誰も予想していなかったカップルが次々と誕生した。 8月には、TV番組司会者のマヤ・ジャマとラッパーのストームジーが復縁し、英国民を大いに喜ばせた。

ハリウッドのストライキ

映画『オーシャンズ8』などで知られる俳優のオークワフィナ

5月には、1万1500人の脚本家らが所属する全米脚本家組合（WGA）が全米映画テレビ製作者協会（AMPTP）との労働争議をめぐってストライキを行い、パンデミック以来初めてアメリカでTV番組と映画の制作が中断した。 その後、7月上旬には俳優たちが脚本家たちに加わってストを行い、契約交渉のためにプレミア上映や宣伝活動が数カ月中止され、レッドカーペットやトークショーからは著名人やセレブが姿を消した。