【ステイヤーズS/トレセン情報】不振続きのフェーングロッテンに〝秘策〟あり 宮本調教師「全部外して臨みます」
[GⅡステイヤーズステークス=2024年11月30日(土曜)3歳上、中山競馬場・芝内3600メートル] 2022年のGⅢラジオNIKKEI賞を制したフェーングロッテン(セン5・宮本)が巻き返しに燃えている。 昨年6月のGⅢ鳴尾記念2着後からは14→12→11→5→13→15着と不振にあえいでいるが、復活に向けて陣営も策を講じてきた。 27日の最終追い切りは栗東坂路で4ハロン53・9―12・5秒を計時した。宮本調教師は「(調教は)フェーングロッテンなりに良いんですけどね、競馬に行ってもうひとつだから、今回はブリンカーとか、これまで着けていた馬具を全部外して競馬に臨みます」と今回の作戦を明かした。 本馬における最大の課題は集中力。近走はレース中に戦意を喪失してしまう場面が散見されているが、トレーナーは「距離は若干長い気もするんですけど、何とかこの距離で頑張ってほしい」とスタミナレースを起爆剤に変わり身を狙う。過去の重賞ではプログノーシスやボッケリーニといった強豪相手にも0秒1差の2着に粘ったポテンシャルの持ち主。3歳1月以来となる非ブリンカーで輝きを取り戻せるか。
東スポ競馬編集部