新妻聖子「いつでもホームランを打てるように」舞台への信念を明かす
主演のホイットニー・ヒューストンが歌う主題歌『I Will Always Love You』が、あまりにも有名な同名映画をミュージカル化した『ボディガード』。2020年の初演から、主役のレイチェル・マロンを演じる新妻聖子が大阪で会見をおこない、レイチェルを演じたことで生じた変化などについて語ってくれた。 【写真】過去の『ボディガード』より、ドレスアップした新妻 ■「あそこは絶対しくじってはいけない」 スーパースター・レイチェル&敏腕ボディガード・フランクが、凶悪なストーカーに立ち向かいながら愛情を育んでいく姿を、ホイットニーのヒット曲を巧みに重ねながら見せていく舞台。レイチェル役はホイットニーのイメージが強烈だが、新妻は舞台で生きる自分との共通点を見出して、初演から演じてきたという。 「ステージに上がるときに不安やおそれがあっても、その先には美しいものがあることを知っている。私がこなすステージとは規模の大小はありますが、やっぱり生の舞台に誠意を持って挑む気持ちや姿勢というものが、ひとつの繋がりとしてありました」と糸口を語り、さらに見せ場となる『I Will Always Love You』を歌うときは「無音からドン! で『And I~』という、あそこは絶対しくじってはいけない。ホームランをいつも打てるように整えています」という緊張感を明かした。 ■ 新妻からのお願いとは?「声を出して笑って…」 また、フランク役は当時ミュージカルが初めてだった大谷亮平、レイチェルのマネージャー・ビル役は「吉本新喜劇」の内場勝則という、ミュージカルの舞台としては異色のキャストも一つの見どころ。特に内場に関しては、関西の人たちにお願いしたいことがあるそう!? 「おもしろいところは声を出して笑っていただかないと、内場さんの心が折れます(笑)。はじめての東京公演のときは、大阪と反応が違うというので『東京こわいわー』と言っていたので。ぜひ大阪公演では、大爆笑で迎えていただきたいです」とリクエストを送っていた。 レイチェル役は、新妻とMay J.のWキャスト。大谷と内場のほかには、AKANE LIV、水田航生などが出演する。2月の東京公演、3月の山形公演を経て、大阪公演は3月30日~4月7日に「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)にて。チケットはS席1万4000円ほか、2024年1月13日から発売開始。 取材・文・写真/吉永美和子