永田裕志 SSW初参戦は超虎との日体大タッグで快勝「小林邦昭さんが佐山先生に僕を引き合わせてくれた」
「プロレス・ストロングスタイル」(26日、後楽園ホール) 新日本プロレスの永田裕志がストロングスタイルプロレスに初参戦し、日体大の後輩スーパー・タイガーと組んで間下隼人、関根“シュレック”秀樹組と対戦した。 【写真】あびせ蹴りをくらわす永田 シュレックが永田をシュレックハンマー連打から前にスラムすれば、永田はシュレックの巨体をエクスプロイダーで投げるなど、4者が武骨な攻防を展開。最後はタイガーがシュレックにハイキック、跳び膝蹴りとたたみ込み、ブレーンバスターの体勢から前に落としての膝蹴りを直撃させて3カウントを奪った。 10年前から参戦を熱望し、ようやくかなった永田は「ここの団体のストロングスタイルをいろんな選手たちが模索しているんじゃないか。僕も32年間追求してまだ分からないけど、彼らも分からないながらも追求しているのを感じました」と共感を覚えた様子。 2人はこの試合の前に行われた小林邦昭さんの追悼式にも参加し、永田は「元はと言えば、小林邦昭さんが佐山(聡)先生(初代タイガーマスク)に僕を引き合わせてくれたのがきっかけ。32年前、僕が蹴りを覚え始めた頃で『佐山のところに連れてってやるよ』って、大宮の(スーパータイガー)ジムに連れてってくれて」と、佐山との思い出を明かした。佐山にはそれから何度かキックを学び、佐山がアントニオ猪木さん主宰のUFOに参画した際も、練習を共にして総合格闘技の技術を学んだという。 タイガーも「佐山先生について最初に格闘技として入って、道場に小林さんが来てくださって、新日本プロレス伝統のちゃんこを最初に習ったのが始まり」と、小林さんとの出会いを語った。 永田は「呼んでいただければありがたく参戦していただきます」と再上陸を期待。タイガーについては「佐山さんのお弟子さんだけあってキレはありますね。もうちょい場数を踏めたらいいな」とアドバイスした。 タイガーは「深みがそうそうマネできるものではない」と永田に脱帽し、「またぜひ」と再上陸を熱望。「間下も他の選手も永田選手を意識してバシバシ来てましたけど、僕自身も味方だけではなく(戦いたい)」と呼応していた。