『かがみの孤城』今夜「金ロー」で地上波初放送 主演・當真あみ「7人の関係性をぜひ見てほしい」【今後の放送ラインナップあり】
劇場アニメ『かがみの孤城』(2022年)がきょう9日、日本テレビ系「金曜ロードショー」で地上波初放送される。それに先立って、主演の當真あみ、原恵一監督からコメントが寄せられた。 【場面写真】謎の少女「オオカミさま」 今作は、18年に「本屋大賞」を史上最多得票数で受賞し、累計発行部数は200万部を突破した同名小説が原作。『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』『河童のクゥと夏休み』『カラフル』などを手がけ、繊細な心情描写で知られる原監督が劇場アニメ化した。主人公・こころの役を、1000人を超える応募者からオーディションで射止めた、當真が演じた。 當真は、こころについて「引っ込み思案ですが、勇気をもって立ち向かう姿を、見てくださる方に応援してもらえるような女の子になるよう意識しました。自分の声だけで表情や気持ちを表現しないといけないところが、初めてだったので難しかったです」とコメント。「鍵探しをしていく中で、だんだんと変化していく7人の関係性をぜひ見てほしいです」と呼びかけた。 原監督は「不登校だったり、いじめにあっている子たちっていうのは、こういうものを扱った作品を、自分から見る気持ちには、なかなかなれないと思うんですけど。かつてそういう目にあったけれど、今はちゃんと生きている人たち、そういうことが過去形になっている人たちが、『かがみの孤城』を見て『今こういう作品も見られないし、何も前向きになれないような子たち』に対して、本当に小さいアクションでも起こすきっかけになってくれると、とてもうれしいなぁと思います」と願いを込めた。 ストーリーは、学校での居場所をなくし、不登校となり部屋に閉じこもっていた中学生・こころの目の前で、突然部屋の鏡が光り始めるところからスタート。輝く鏡をくぐり抜けた先には、城のような不思議な建物があった。そこには、ちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた。 さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった少女が現れ、「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでもかなえてやろう」「ただし、願いをかなえられるのはこの中の1人だけ」と告げられる。期限は約1年間。戸惑いながらも心通わせながら探す7人は、果たして「鏡の中の城」で鍵を見つけることはできるのか。 當真のほか、北村匠海、吉柳咲良、板垣李光人、横溝菜帆、高山みなみ、梶裕貴、矢島晶子、美山加恋、池端杏慈、吉村文香、藤森慎吾、滝沢カレン、麻生久美子、芦田愛菜、宮崎あおい(※崎=たつざき)らが声の出演をする。 【「金ロー」今後の放送ラインナップ】 9日『かがみの孤城』(地上波初放送) 16日『ペット』(本編ノーカット) 23日『SING/シング』 3月1日『アラジン』