ナフラ［写真　メキトレイン］

ブローカーを通じて兵役義務を回避しようとした疑いで裁判にかけられたラッパーのナフラ（ｎａｆｌａ、本名チェ・ソクベ）に懲役刑執行猶予が確定した。 最高裁判所第１部（主審ソ・ギョンファン最高裁判事）は兵役法違反などの疑いで起訴されたナフラの上告審で懲役１年２カ月に執行猶予２年を言い渡した原審を確定したと２日、明らかにした。 ナフラは２０２１年２月、ソウル瑞草区（ソチョグ）庁の社会服務要員として配置された後、兵役ブローカーのシナリオによりうつ病などを訴え、「兵役逃れ」を試みた疑いが持たれた。 ナフラは約１年間、繰り返して精神科の診療を受けて薬を処方されたが、ほとんど実際に投与せず、自宅に保管していたことが分かった。 ナフラは昨年８月に開かれた１審で懲役１年を言い渡された。しかし２審は「ほとんどの犯行を自白して反省しており、判決が確定した麻薬類管理法違反罪と同時に判決する場合、公平性を考慮しなければならない」として懲役１年２カ月、執行猶予２年に減刑した。 ナフラは２０２０年６月、大麻を吸引した疑いで裁判にかけられ、すでに懲役１０カ月に執行猶予２年が確定した。それぞれの事件で別々に起訴され、刑量が単に合算されれば、一度に裁判を受けるより重く処罰される可能性があるが、刑法はこれを考慮して被告人に先立って確定された判決がある場合、判事が裁量で刑を減らすことができるようにしている。 検察とナフラが２審判決にそれぞれ不服したが、最高裁は「原審判断に法理を誤解した誤りはない」として両側上告を棄却した。 同時に起訴された所属事務所の共同代表キム氏は、懲役１年６カ月に執行猶予３年、ナフラの社会服務要員の出勤簿などをねつ造した容疑で起訴されたソウル地方兵務庁の服務担当官Ａ氏と瑞草区の公務員Ｂ氏は、それぞれ懲役１年に執行猶予２年の確定を受けた。 兵役ブローカーのク氏には懲役５年に約１３億ウォン（約１億４０００万円）の追徴が確定した。ク氏と共謀しててんかん患者であるかのように兵役義務を回避した疑いで起訴されたラッパーのラビ（ＲＡＶＩ、本名キム・ウォンシク）懲役１年、執行猶予２年を言い渡され、上告せずに判決が確定した。