秋のお彼岸に墓前で近況報告 中信地方の霊園・墓地に家族連れ
秋のお彼岸の中日で「秋分の日」の22日、長野県の中信地方の各地の霊園・墓地では多くの家族連れがお墓参りに訪れ、祖先の霊を敬い、静かに手を合わせた。 松本市の中山霊園でもお墓参りの車が次々と訪れた。朝方こそ強い風雨で訪れる人影はまばらだったが次第に晴れ上がり、日差しも注ぐと、幼い子供を連れてお墓を磨く家族連れも見られた。 松本市の男性は、普段は県外で暮らす子・孫と共に3世代6人で墓参りに訪れた。長女夫婦は昨年生まれた息子を初めて連れて一緒に墓前に手を合わせた。今年5月に母親を亡くした中島さんは「それぞれ独立した子供たちが集まれる機会はなかなかない。墓前に(近況を)報告できてよかった」と笑顔を見せた。
市民タイムス