ノハナショウブが見頃 下小鯖の山中に自生【山口】
山口市下小鯖稔畑(うつぎはた)の山中に自生するノハナショウブが見頃を迎えた。梅雨入りを前に紫や白、桃色の花が咲き誇っている。 ノハナショウブは、標高約380㍍の山中にあり、保護柵で囲まれた約1500平方㍍の湿地帯で見られる。ハナショウブの野生種で、花の色の多様さや形態に変種が見られ学術的に貴重とされる。1969年に県天然記念物に登録された。 市文化財保護課によると4日ごろから咲き始め、月末まで楽しめるという。 国道262号から県道27号に入り約6㌔進むと案内板がある。そこから山道を約1・5㌔行くと自生地に着く。