セルヒオ・ラモスの新天地候補にボカ・ジュニアーズが急浮上 既に監督が直接交渉
レアルのレジェンド
アルゼンチンのボカ・ジュニアーズが元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスの獲得に動き出しているようだ。アメリカメディア『ESPN』が伝えている。 ラモスはセビージャでプロデビューを果たした後の2005年夏にレアル・マドリードに移籍。それ以来16年にわたってレアルの主力として活躍し、ラ・リーガ優勝5回(2006-07, 2007-08, 2011-12, 2016-17, 2019-20)、UEFAチャンピオンズリーグ優勝4回(2013-14, 2015-16, 2016-17, 2017-18)など数々のタイトル獲得に貢献。クラブ史に残るレジェンドの一人となった。 2011年夏にレアルを退団した後はパリ・サンジェルマン、セビージャと渡り歩いたが、セビージャを退団した今年夏以降は無所属となっていて、動向に注目が集まっていた。 『ESPN』によると、15日に就任が発表されたボカの新指揮官であるフェルナンド・ガゴ監督がラモスの獲得を熱望。既に監督本人がラモスに電話をかけてボカ加入を説得したという。 ボカはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに本拠を構えるクラブで、ディエゴ・マラドーナ氏、ガブリエル・バティストゥータ氏らを輩出し、国内リーグ優勝34回を誇るアルゼンチンの名門。ガゴ監督は2007年から5年間レアルに在籍していたため、ラモスとは旧知の間柄であり、今季は国内リーグで低迷している名門ボカの立て直しをともに成し遂げようとラモスにサポートを要請したようだ。 ラモスをめぐっては、アメリカのサンディエゴFC、さらにDFグレイソン・ブレーメルの負傷離脱によってディフェンダーの補強を急いでいるイタリアのユベントスも獲得を検討しているとされる。 こうした中、ラモスは旧友の求めに応じてアルゼンチンに向かうことになるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部