錦織圭、世界88位をフルセットで下してチャレンジャー2回戦へ[スロバキア・オープン]【テニス】
錦織圭がフルセットマッチを制してチャレンジャー2回戦進出
現地10月29日、ATPチャレンジャーツアー「スロバキア・オープン」(スロバキア・ブラチスラバ/チャレンジャー125)シングルス1回戦が行われ、錦織圭(ユニクロ/世界ランク140位)は、第3シードのマートン・フチョビッチ(ハンガリー/同88位)を6-2、1-6、6-1で下し、2回戦進出を果たした。 【画像】錦織圭、ワウリンカが出場!「スロバキア・オープン」シングルス組み合わせ 34歳の錦織は、9月に開催されたジャパン・オープンに6年ぶりの出場を果たすと、ベスト8入り。その後、ATPマスターズ1000上海では2回戦、ATP500ウィーンでは1回戦敗退となったものの、トップ20とも競る内容を見せた。 1ヵ月ぶりのチャレンジャー大会出場となった今大会。1回戦の相手は、4月のATP250ブカレストでツアー2勝目を挙げているフチョビッチ。2019年3月のATP500ロッテルダム以来、約5年半ぶりの対戦となり、この時は錦織が6-3、6-2で勝利している。 この日の試合では、序盤から錦織がリスクを冒さずにコースを的確についてポイントを獲得。第3ゲームで早々にブレークに成功すると、その後もラリー戦ではフチョビッチの攻撃もしっかり受け止める。甘いボールは逃さず攻め込んで、第7ゲームでリードを広げた。サービスゲームもワイド、ボディー、センターときれいに打ち分け、危なげなくキープ。第1セットを6-2で奪った。 だが、第2セットではフチョビッチに粘り、ショットの質が上がったことで徐々にミスが出始める錦織。第4ゲームでこの日最初のブレークを許すと、第6ゲームも落として一気に5ゲームを失い1-6で奪われた。 ミスがなくなり一気にレベルを上げたフチョビッチ。最終セット第1ゲームで錦織は0-40のピンチを迎えるが、これをしのぐと流れが訪れる。第2ゲームでブレークすると、ドロップショットも交えながら再び力のあるショットが戻った錦織。第4ゲームも破って、一気に5ゲームを奪って試合を決めた。 1ヵ月ぶりの白星を挙げた錦織は、2回戦でオットー・ヴィルタネン(フィンランド/同96位)とルーカス・クライン(スロバキア/同146位)の勝者と対戦する。
Tennis Classic 編集部