スポーツの世界へブレイキンをレペゼン!カナダのPHIL WIZARDが金メダルを獲得「パリ2024オリンピック」ブレイキン・男子
Shigekixはオリンピックの舞台で世界のTOP4に進出
OQS(オリンピック予選大会)で表彰台に上がった日本のHIRO10、韓国のHONGTENなどが予選敗退となり、オリンピック本戦でのレベルの高さが証明されたグループ予選。そんな激闘の予選を勝ち上がり、決勝トーナメントに進出した8人のB-Boyのほとんどが、世界最高峰のブレイキンバトルRed Bull BC Oneなどの世界大会で優勝経験を持つ。 Shigekixは準々決勝で、そのRed Bull BC Oneの世界一に3度輝いたことがあるオランダのMENNOと対決。第1ラウンドでジャッジの全票を獲得するなど、世界王者MENNOに対して3-0で完勝。準決勝へ駒を進めた。
準決勝は年齢も近く、過去に世界大会の上位を何度も争ったことがあるカナダのPHIL WIZARDが相手となった。技の完成度やクオリティで攻めるShigekixに対して、PHIL WIZARDは自身の感性を独特の表現でムーブに落とし込み、難易度の高い技もこなす。スタイルが大きく違う二人のバトルは、ジャッジにとっても難しい戦いになったと思うが、このバトルではPHIL WIZARDが評価され勝利。Shigekixは準決勝敗退となった。
その後、Shigekixは3位決定戦で、この日のファーストバトルで対戦したVICTORと再戦。最後はVICTORに敗れメダル獲得まであと一歩だったが、Shigekixは予選からの全15ラウンドを踊り切り、笑顔でオリンピックを締め括った。ShigekixもB-Girlで優勝したAMI同様に、2020年にブレイキンがオリンピック種目に確定した際から発信を続けてきた数少ないB-boyの一人。彼を起点に間違いなくブレイキンの魅力が社会的にも広まっただろう。