侍ジャパン韓国戦、先発の中日・高橋宏斗は4イニング7安打2失点降板 2回先制打浴び、4回同点ソロ被弾
◇15日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」 1次リーグB組 日本―韓国(台湾・台北ドーム) ◆プレミア12、各国のチアリーダー【写真】 日本代表の高橋宏斗投手(中日)が先発し、4イニングを7安打2失点。4回まで8奪三振を奪う力投を見せながらも同点の状況で降板した。 国際大会初先発の高橋宏が1回にいきなりピンチを迎えた。先頭の洪昌基を追い込みながらも155キロ直球を左前へ運ばれ、犠打で1死二塁とされると、3番・金倒永にはフルカウントから2球ファウルで粘られながらも156キロ直球で空振り三振。続く文保景に左前打を打たれて2死一、三塁とピンチを広げたが、最後は羅承燁をスプリットで空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。 初回を終えて何とか立て直したかったが、思い通りにいかない。2回1死から7番・朴東原の左翼線二塁打で得点圏に走者を背負うと、2死にこぎ着けてから9番・李柱亨の一塁方向へのゴロに打ち取ったものの、一塁とうまく連携が取れずに内野安打。2死一、三塁から洪昌基に直球を中前へはじき返されて1点の先制を許した。 その後、逆転してもらった3回こそ3番から始まる好打順を決め球はすべてスプリットで3者連続空振り三振に仕留めたが、2―1の4回には朴東原に同点ソロを浴びて再び試合を振り出しに戻された。4イニングで78球を投げて直球は今季最速タイの157キロを計測。毎回の8三振を奪ったものの7安打2失点で降板した。 高橋宏は昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドの韓国戦でも登板。日本が大量リードしていた9回の1イニングを三者凡退に抑えて国際大会デビューを飾っていた。 また、高橋宏が試合前に名前を挙げて警戒していた今季韓国球界でトリプルスリーを達成した21歳の金倒永(キム・ドヨン)には2打席で2三振に封じた。
中日スポーツ